こんにちは!HARUです!
お金の知識をつけたくて勉強される方も多いFP(ファイナンシャルプランナー)の試験。
資格自体は1級~3級まであり、難易度は3級が一番低く1級が一番難しい資格試験です。
金融関係の仕事で、体系的にお金の知識が必要な方は別として
趣味程度でFP3級の資格を取った方は

FP3級は合格したけど、2級の知識って正直必要なの?
と上位資格であるFP2級の受験を悩む方もいるのではないでしょうか?
実際、試験の受験料やテキスト代は無料ではありませんし、資格の勉強は1日2日で身に付く知識ではありません。
そこで今回は、FP3級・2級共に独学で1発合格した筆者が実際に行っていた勉強方法や試験までのスケジュール、さらに使用していたテキストをご紹介。
・FP3級と2級の違い
・独学でFP2級に合格する勉強方法
・試験日までの勉強スケジュール
・3級だけでいい人と2級まで受けた方がいい人の違い

簡単な試験ではありませんが、FP2級は独学でも十分合格が狙えます!
ファイナンシャルプランナー(FP)とは?
FPとは、一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。個々人や家族のライフプラン(人生設計)に基づく将来の収支の見通しを立て、最適な資産設計・資金計画を提案、アドバイスを行い、その実行をサポートします。
日本FP協会
このように、ファイナンシャルプランナー(FP)とはお金の知識に精通した専門家であることを証明するための国家資格です。
試験を運用する団体は【一般社団法人 金融財政事情研究会(金材)】と【NPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)】の2団体があります。
FP試験は金財と日本FP協会で内容が異なりますので、詳しくは公式HPをご覧ください。

今回は私が実際に受験・合格した日本FP協会の対策について書いています!
2級と3級の違い
勉強時間
まず1つ目は勉強時間です。
3級は合格までに必要な時間が80~150時間であるのに対し、
2級は150~300時間とおよそ倍の勉強時間が必要と言われています。
勉強した知識は刻一刻と抜けていくものなので、

いつか2級を取りたいけど、もう少し先にしようか悩んでる
このような方は3級合格後、出来るだけ早めに2級の勉強を開始することをおすすめします。
私の場合は、3級の試験を9月に受験し合格
そして、次の試験月である翌年1月に2級を連続受験し合格しました!
試験月は1-3級すべて、1月・5月・9月です。

3級で70時間
2級で160時間ほど勉強しました!
内容・出題範囲
基本的な内容は日本FP協会の場合は2級3級共に
・ライフプランニングと資産計画
・リスクマネジメント
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続・事業承継
上記6つの分野から出題となります。
出題範囲が増えない分、2級は3級をさらに深堀した内容となっています。
ちなみに、2級の学科試験はマークシートですが、実技は記述式になっています。
消去法で解くことが出来ないので注意が必要です。
合格基準は、2級3級共に【学科 36点以上(60点満点)】【実技 60点以上(100点満点)】です。
問題数は【学科 2級3級共に60問】であるのに対し、【実技 3級20問・2級40問】です。
・2級は実技が記述式
・実技の出題数は3級20問に対し、2級は40問
試験時間
3級
試験科目 | 試験時間 |
学科 | 10時から12時(120分) |
実技 | 13時30分から14時30分(60分) |
2級
試験科目 | 試験時間 |
学科 | 10時から12時(120分) |
実技 | 13時30分から15時00分(90分) |
特に、2級の実技は3級から20問増えているのに対し、時間は30分しか増えていません。
3級の時は見直しをしても途中退出が出来るくらい、時間が余りましたが
2級は学科・実技ともに時間ギリギリになります。
しっかりと時間配分を意識することが大切です。
勉強方法
テキスト

テキストは2級・3級共に【みんなが欲しかった!FPの教科書】シリーズの参考書と問題集を利用。
3級の時に使用し、金融知識0の私でも分かりやすく、使い勝手が良かったので2級でも続けて使いました。
3級受験時は問題集・参考書共に最新版を使用。
2級受験時は、時期の問題で参考書の最新版が見当たらなかったので1年前のものを使用。
問題集は最新版を使いました。
参考書・問題集の厚みは2級が3級の1.5倍くらいあります。

とても分厚く重いので、特に2級は電子書籍版にすればよかったです
そして紙媒体のテキスト以外では、2級3級共に
過去問道場というサイトで過去問練習をしました。
次の章で詳しく述べますが、3級と2級の勉強で1番の違いは過去問を解く量です。
3級のときは確認程度の使用でしたが、2級ではこのサイトが大活躍でした!
勉強スケジュール
3級
試験開始まで | 勉強内容 | 1日の勉強時間 | 1ヶ月の勉強時間 |
3ヶ月前 | ・テキストを1日1セクションずつ進める ・勉強したセクションに対応する問題を解く | 30分から1時間 | 15時間 |
2か月前 | ・やる気が出ず、ほとんど勉強しなかった ・できる時は↑と同じ内容を進める | 30分未満の日がほとんど | 5時間ほど |
1か月前 | ・残っていたセクションと問題を解く ・参考書の勉強が終わったら、問題集のみ2周する ・実技の練習問題開始 | 1時間 | 20時間 |
試験月 | ・問題集についている過去問を解く ・過去問道場で過去問を解く ・解いた問題で何度も躓いているところを確認 | 1時間から2時間 | 30時間 |
久しぶりの資格勉強だったこともあり、3級の勉強を開始して2か月目はほとんど勉強しなかったです。
それでも早めに試験対策を初めていれば、3級は挽回できます。
また、最初の2ヶ月は学科対策ののみでOK。
3級の実技は4択のマークシートなので、問題集で解いておけば問題なく合格できました。
2級
試験開始まで | 勉強内容 | 1日の勉強時間 | 1ヶ月の勉強時間 |
3か月前 | ・テキストを1日1セクションずつ進める ・勉強したセクションに対応する問題を解く | 1時間 | 20時間 |
2か月前 | ・テキストを1日1セクションずつ進める ・勉強したセクションに対応する問題を解く ・1か月半前から実技の問題を解き始める | 1時間 | 30時間 |
1か月前 | ・問題集についている過去問を解く ・解いた問題で何度も躓いているところを確認 ・過去問道場を解いて過去問の難しさに焦る | 1時間から2時間 | 40時間 |
試験月 | ・ひたすら過去問道場を解く | 2時から3時間 | 60時間 |
3級の受験で勉強に対する免疫が出来たので、中だるみすることなく勉強できました。

勉強時間の容量をつかんでいることが資格取得の第一段階。
そのためにも、FP2級をいつか取りたいと思う方は連続受験がおすすめです!
基本的に参考書と問題集は3級と同じ要領で勉強を進めていきます。
試験の1か月前には、問題集についてある過去問も解き終わっていたので、内心余裕を持っていました。
しかし!!!
試験の1か月前に過去問を解いてみて

え、、、全然解けない、、、
となります。
3級の時は、この時点で過去問を解いたら合格点は取れていました。
しかし、2級は問題集だけではカバー出来ていない部分が結構あり、初見の問題が過去問で沢山出てきました。
そこからは、ひたすら過去問道場で過去問を解いていきます。
過去問を何度も解くことで独特の言い回しに慣れ、見たことのない問題の数を減らしました。
FP2級は満点を目指さなければ、予想問題集を使わなくても過去問対策だけで合格点をとれます。
いかに多くの過去問の数を解くかが合格のカギになります。
そして、問題集や過去問で大切だと思ったことは付箋に書いてメモを残してすぐ復習が出来るようにしました。

また、実技の試験は過去問道場での対策が難しいですが、
学科試験でも使用する計算式をきちんと覚えておくことが重要です。
学科試験でも聞かれるような内容が、実技にも出てきます。
まずは学科試験の内容を押さえて、そのあと計算をする問題や問題集の実技部分を重点的に復習していきましょう。
FP2級を受けた方が良い人の特長
ここまで、FP2級と3級の違いを見てきました。
では、FP2級を取った方が良い人はどんな人なのでしょうか?
金融業界や不動産業界で働く人
銀行や保険会社、証券会社などの金融業はFP2級と強い親和性があります。
また、試験の項目に不動産の項目もあるので不動産業界の方も2級の知識をつけておいて無駄になることはありません。
私は現在、宅地建物取引士(宅建)の資格取得に向けて勉強をしていますが、宅建の勉強にもFP2級でつけた知識が役に立っています。
特に不動産売買のお仕事では、お客様の資産を考えて総括した提案をすることが出来るようになります。
大学生・転職活動者
FP試験で履歴書に書けるようになるのは2級からです。
そのため、就職活動を予定している大学生や
金融・不動産以外でも転職をしようと考えている方にはおすすめです。

社会人での資格取得は、勉強意欲をアピールできます。
FP2級受けなくてもいい人の特長
反対に受けなくてもいい人は、
FPの勉強内容を仕事で使う予定も無いし、転職・就活をする予定も無い人です。
日常生活で使える基礎的な知識の勉強は、3級で充分です。
2級の内容はより細かく深い内容になっており、勉強時間も倍以上必要になります。
・趣味でお金の勉強をしてる
・将来の不安を解消するためにFPの勉強を始めた
このような方は、3級の勉強だけで十分だと思います。
まとめ
今回はFP2級と3級の違いや勉強方法を中心に見てきました。
2級は3級に比べて、勉強量が多く難易度も一気に上がった印象があります。
ですが、しっかりと対策をすれば独学でも十分合格できます。
私が2級の勉強では、なによりも過去問を大量に解いたことが合格のカギだったと思います。
しっかりと学科試験対策をしたうえで、実技・過去問対策を行って試験対策をして下さいね!
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