【体験談】ピースボート世界一周にかかる費用や割引、期間についてのまとめと感想

ピースボート料金 人生

皆さんはピースボートという団体を聞いたことがあるでしょうか?

よく居酒屋のトイレなどに貼ってある「世界一周 〇〇万円」のポスター。

この世界一周旅を企画・運営している団体がピースボートです。

私は実際に大学生の頃に乗船していたのですが、この話をするとほぼ100%聞かれるのが

友人
友人

ピースボートって宗教団体なんじゃないの?

ということです。

かつての私も、世界一周に100万円前後で行けるのは確かに魅力を感じるけど

・本当に書いてある値段で世界一周ができるのか?

・世界一周中に洗脳されたりしないのか?

・仕組みがよくわからないから怪しい。

この辺りが不安でなかなか1歩を踏み出せずにいました。

そこで今回は、ピースボートに旅行代金無料で乗船し、その後も10か国以上の個人旅行と1か国への短期留学を経験した筆者が、

実際にピースボートに乗船してわかった仕組みや、実際にかかった費用について解説します。

この記事でわかること

・ピースボートの世界一周内容ついて

・ボランティアスタッフや割引制度について

・実際にかかった費用や期間について

ピースボートとは?

ピースボートとは、1983年に国際交流を目的として設立されたNGO(非政府組織)です。

早稲田大学の学生数名により、サークルとして発足されました。

設立当初は、アジアでの現地交流をメインとしていましたが

1990年以降より、現在の主流である世界一周クルーズの旅を行うようになりました。


1983年に出航した第1回クルーズからこれまでに、100回を超えるクルーズを実施。各地の世界遺産や大自然を訪れ、さまざまな国や地域に暮らす人びとと顔の見える交流を行っています。

ピースボート公式HP

新型コロナウイルスの影響により、2020年から2023年3月までクルーズ船での活動が休止していたピースボートですが、2023年4月から運航が再開。

2023年からはコロナ前と変わらず、年3回の世界一周クルーズが運航される予定です。

ボランティアスタッフ

ピースボートに乗船していたというと、同じくよく聞かれるのが

友人
友人

船内でボランティアをしたら無料で乗れるって本当?

ということです。

ボランティアをすれば無料で乗船できるのは本当です。

ただ勘違いされがちなのですが、ボランティア活動は船内ではなく乗船前に行うものです。

私はボランティア活動というと、「無料で募金など慈善活動をすること」と思っていましたが

ピースボートでのボランティアの定義は「自主的に活動する人」の事を指します

ボランティア活動の内容は主に3つあります。

割引①ポスター

みなさんも、【地球一周の船旅】と書かれたポスターを1度は見かけたことがあるのではないでしょうか?

このポスターを貼っているのが、ピースボートのボランティアスタッフです。

ポスター3枚貼るごとに、旅行料金から1000円づつ割引されていくシステムです。

約3000枚のポスターを貼ると、無料で乗船できることになります。

*無料になるポスターの枚数は、クルーズや期間によって異なります。

ポスター貼り活動は、基本的には飛込営業のようなものです。

ピースボートスタッフによって振り分けされたエリアの中にポスターを貼っていきます。

最初の2回は「ベテラン」と呼ばれるポスター貼りに慣れた方に、やり方やルールを教えてもらいます。

そのあとは、ひたすら「ポスター貼らせてください!」

と色んなお店や会社を回っていきます。

1日の時間は大体11-18時頃までの7時間程度。

1日に貼るポスターの枚数は、エリアなどにも左右されますが平均で60枚くらいです。

歩合制なので、早い人だと3ヶ月で無料になる人もいます。

HARU
HARU

私も実際にこの方法を使って、無料で世界一周しました!

ボランティアスタッフについて詳しくはこちら!

割引②電話担当や内勤

ポスター貼りが営業だとすると、電話担当や内勤スタッフが事務作業になります。

電話担当は、ピースボートセンターと呼ばれる事務所でかかってきた問い合わせの対応や、

ポスターが貼られている場所の情報をパソコンに入力したりします。

また内勤作業では、ポスターが貼りやすいように両面テープなどの下準備をします。

こちらは時間による割引で、1時間1000円で割引がつきます。

ポスター貼りをする人が20-30代の人が多いのに対し、

内勤や電話対応は圧倒的に60代以上のシニア世代が多いです。

期間

世界一周旅行にかかる期間は3ヶ月半です。

思っていたよりも短い!

と思う方もいるのでは無いでしょうか。

ピースボートでは、1つの港での滞在期間が半日~2日となっているので

サクサクと色んな港に行くのが特徴です。

中には、「どうしてもここに長く滞在したい!」という方もいると思います。

そんな場合は事前に申請すれば、1度船を離れて次の寄港地で合流することも可能です。

HARU
HARU

私が乗船していたクルーズでは、105日間で23か国をまわりました!

費用・料金

旅行代金

旅行代金とは、船内で生活するための基本料金です。

先ほどご紹介した、ポスター貼り等で割引されるのはこの旅行代金の部分です。

旅行代金の中には

・1日3食+アフタヌーンティーの船内食事料金(水もウォーターサーバーで24時間無料)

・船内の水道光熱費(プールやジャグジー含む)

・有料プログラム以外の船内レクリエーション(水先案内人等含む)

これらが含まれています。

お部屋のタイプは何種類かありますが、

1番安い4人部屋2段ベットのフレンドリーバジェットというお部屋で178万円です。

ただ、他のお部屋でも早特割を使うとより安く乗船できるみたいです。

詳しくは公式HPをご覧ください。

ちなみに、私が乗船した時は29歳以下の若者応援キャンペーンを行っており99万円で乗船することが出来ました。

このキャンペーンは、学生など30代以下の若者が増える夏クルーズに適応されることが多かったです。

HARU
HARU

私は99万円分のポスターを貼って、この旅行代金が無料になりました!

別途諸費用

・チップ合計 17万

・ポートチャージ 9万円

・ビザ取得代金 1万3千円

・国際観光旅客税 1,000円

これらが別途料金として、旅行代金に加算されます。

ビザ取得代金やポートチャージは国によって値段が変わります。

保険

海外旅行保険への加入は必須です。

ただ、旅行会社指定ではないため証明書を提出すればクレジットカード付帯の保険でも大丈夫です。

私は当時保険の知識が無かったので、提携している旅行会社で用意されている保険に入りました。

この保険は約3万円でした。

他の保険会社を探せばもっと安いところもあります。

3ヶ月も旅をしていると何かとトラブルが起こりがちです。

よくあるのが携帯電話のトラブル。

水没したり、紛失したり、スリに合ったりと理由は様々ですがスマホが使えなくなった人が何人もいました。

HARU
HARU

実際に私もインドでスマホを失くしました(泣)

携帯電話は保険によっては、補償の対象外になることもあります。

値段だけでなく、補償内容も考慮して海外旅行保険を選びましょう!

オプショナルツアー

人によって値段は変わりますが、相場は10-20万円。

治安が良い国が多い北欧クルーズは、個人で観光出来るところが多いのでツアー代金は安め。

発展途上国が多い南半球クルーズは、安全保障のためツアーでないと下船出来ない国もあるため、ツアー代金は高くなる傾向にあります。

また、ペルーやボリビアで人気なのがマチュピチュやウユニ塩湖といった世界遺産。

こういった名所はオプショナルツアーで申し込むと高くなるので、船内で仲良くなった友達と現地ツアーを組む方もいました。

現地ツアーだと3割ほど安くで旅が出来ますが、少し英語が話せた方が安心です。

ちなみに私のツアー代金は

・オプショナルツアー 15万円

・現地ツアー(マチュピチュとナスカの地上絵) 10万円

合計25万円でした。

少し高めですが理由としては

・現地交流系のオプショナルツアーを沢山取っていた(1つ2万円前後)

・どうしてもアウシュビッツに行きたかったが、寄港地でない国への離脱なので高かった(15万円)

この2点が挙げられます。

出来るだけ安く済ませたい人は、ほとんどオプショナルツアーを取らない方もいました。

当時のHARU
当時のHARU

せっかく乗船したのだからピースボートならではのツアーに参加したい!

と思い、私は現地の学生や家族の方々と交流できるツアーを多く取りました。

この時に知り合ったメキシコ人とは今でもインスタで連絡を取りますし、

フィリピンのスラム街に訪れたときに思ったことは、後の就職活動でも役に立ちました。

このようなツアーは、長年国際交流に重きを置いてきたピースボートならではのツアーです

せっかく乗船されるのであれば、1つは取ってみることをおすすめします。

お小遣い

寄港地

お土産を買う量にもよりますが私は日本で

・ドル10万円

・ユーロ10万円

合計20万円を用意していきました。

円は換金所によっては扱っていない可能性もあるので、あらかじめ現金ドルとユーロを用意。

現在はキャッシュレス化が進んでるので、現金はこんなに多くなくてもいいと思います。

私が乗船したころは、今のようにキャッシュレス決済が発達していなかったので、

寄港地ではほぼカードも使わなかったです。

HARU
HARU

ドルは2万円分位あまりました!

船内

先ほど船内料金に食事は含まれていると書きましたが、アルコールは別料金です。

船内にはバーや居酒屋が4つあるので、注文すればいつでも飲むことが出来ます。

海の上で飲むビールは最高に美味しかったです!

また船内には売店があり、ここでお菓子やピースボートグッズを買うことも出来ます。

私は3ヶ月半合計で5万円ほどだったのですが、友人は30万円以上使っていたそうです。

ちなみに、船内はクレジットカードのみなので用意必須です。

合計金額

ここまで費用の内訳をみてみましたが、実際にかかる費用をシュミレーションしてみましょう!

・旅行代金 178万円

・チップ合計 17万

・ポートチャージ 9万円

・ビザ取得代金 1万3千円

・国際観光旅客税 1,000円

・ツアー代金 15万円

・お小遣い(船内外含む) 25万円

合計245万4千円

という結果になりました!

参考に私が実際にかかった費用と比較してみます。

・船内代金 0円

・チップ合計 17万

・ポートチャージ 9万円

・ビザ取得代金 1万3千円

・国際観光旅客税 1,000円

・ツアー代金 25万円

・お小遣い 25万円

合計77万4千円

こうしてみると、船内料金が0円はありがたかったですね。

浮いたお金でオプショナルツアーを多く申し込んだり、お小遣いに回すことが出来ました。

まとめ

今回は実際にピースボートでかかった費用や期間について見てきました。

私はピースボート乗船後も、個人手配で10ヶ国以上を旅しました。

それを踏まえて思うことは、旅行初心者でこのコスパを超えることはなかなか厳しいと思います。

船内で出来た友達は乗船から数年たった今でも月1回くらいの頻度で会ったり、乗船後も関係は続いています。

色んな噂のあるピースボートですが、私は乗船して良かったと断言できます。

乗船者は日本人がほとんどなので、海外旅行初心者の方に特におすすめです。

ピースボートについて詳しくはこちら!

ピースボートの噂や船内生活についてはこちら!

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村
人生
シェアする
Haruをフォローする
プロフィール

関西在住のアラサーOL!
*薬膳・漢方検定取得
*アロマテラピー検定1級に向けて勉強中
*家庭菜園でハーブ育成中
*年200杯以上飲む紅茶好き
*元看護師
*世界1周バックパッカー
*お酒も大好き
将来の夢は、世界各地のアロマとハーブを求めて旅すること!

Haruをフォローする
東方美人日記

コメント

タイトルとURLをコピーしました